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2007年6月1日金曜日

ゲーム理論

名前のユニークさで、「ゲーム理論」は屈指の理論だ。ビジネスの駆け引きを
ゲームの進行になぞらえて解説する視点は斬新である。理解のし易さも手伝って、
とてもポピュラーになってきた。

有名な理論の1つに「囚人のジレンマ」がある。2人の囚人は、自白と黙秘の
権利があるが相談できないため、自己の利得を最大化しようとすると、
協業すれば得られる利得は手に入れられないというものである。
ゲームはジャンケンのように1回で勝負が決まるものと、囲碁将棋のように
プレーヤーが繰り返し手を打って勝敗が決していくものがある。
ゲーム理論では利得表を判断材料として、ゲームの木などを使い分析を行なう。
そこには各プレーヤが合理的(最も利得が大きくなる)な判断を下していくことが
前提としてある。

理論は通常、前提条件によって制約される。従って、実ビジネスに理論を
適応する場合はこの限界を知る必要がある。その上で対局を見誤らないコアとなる
本質を抽出し、判断を下すことが理論活用の大原則である。多くの書籍が
ゲーム理論の応用のために執筆されており、研究には不自由しないだろう。

ゲーム理論は身近に感じる言葉を使って顧客に説明ができる優れたツールだと
思うので、積極的な活用を考えたい。

2007年5月25日金曜日

中小企業施策利用ガイドブック

平成19年度版の中小企業施策利用ガイドブックが届いた。
中小企業庁が毎年発行している冊子で、中小企業を資金面や制度面で
支援する際に参考となる1冊である。

去年は中小企業診断士の資格取得のため、細かく支援の内容や対象者を
暗記したが、業務に関連させて読み込むとおもしろい。
暗記するには施策の数が多すぎると思っていたが、実際の適用を考えると
様々な条件から制約を受けることがわかる。実務での利用には
関係団体と多くの調整が必要なのであろう。

今年は再チャレンジを支援する施策として、
再チャレンジ支援融資制度
再挑戦保証制度(今年夏頃創設)
が盛り込まれている。

事業を営む能力のある、もしくはチャレンジ精神のある経営者の
再起を支援する環境を提供することは産業活性化のために
重要な施策である。安倍総理の提唱する「再チャレンジ支援」が
このような場所にも現れている。

2007年5月18日金曜日

財務とIT利活用の研究会

2日続けて、研究会に参加した。

1つは財務の研究会。今回は創薬ベンチャー企業の財務診断である。
近年のベンチャー支援施策でマザーズ市場に将来の成長性を見込んだ
企業上場が可能になった。創薬は上市まで短くとも5年から10年かかる
開発である。そしてハイリスク・ハイリターンが見込まれる。
その意味で、長く企業を支援するスタンスが必要であるが、上場後の
株価を見るとさえない展開が続く。開発の長さを考慮すれば株価の急激な
上下はそぐわないし、適正な企業の評価方法が望まれるところである。
この研究会のテーマの1つは、企業価値の評価方法を検討することである。

2つ目はIT利活用の研究会。中小企業でICTを活用してもらうには
我々自らのICTリテラシーを向上しなければならない。
ツールにはHPやブログ、HotspotやSkypeなど様々な技術や
アプリケーションがある。その中から個別企業にあった適切なツールの
提供が出来るベースを準備しておく必要がある。
中小企業診断士はツールの提案後、活用されて企業の生産性が
向上するところまで支援を行うため、自らがICT活用を実践する
ことが重要である。研究会はチームメンバーのICTリテラシーを活用する
ネットワークを目指す。