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2009年8月23日日曜日

さおだけ屋はなぜ潰れないのか

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あっさりと読める本でした。

本のプロローグにも書いてあるとおり、会計の考え方に馴染むための
入門書という位置づけです。

会計と縁が薄い人々に、会計の考え方が重要なことを感覚的に
わかってもらうために、お勧めしたい1冊です。

本の中で’数字のセンス’という表現が出てきます。「50人に1人が
無料」という広告を見て、「自分は当たるだろうか」と思う人と
「2%相当の割引か」と思う人の捉え方の違いを挙げています。
上記の広告主は、前者が大多数であることを見越し、大きな
収益を上げました。

物事を多面的に見て、事実を数字から判断できる能力を
鍛えることが重要です。そして、それは過去の結果だけでなく
将来を見渡せる力にすること、「木を見て森を知る」、
その事実を与えてくれる経営資料が会計です。$
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2009年8月1日土曜日

JANコード

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先日、ある手芸店で買い物をしました。

手芸店には数多くの品物がありますが、全てJANコードで
単品管理されています。レジで販売された品物はすぐに
ストアのマスターデータベースに更新されて、売り上げ計算、
在庫管理、品薄になれば発注へと処理されます。

形の違うボタンや色の異なる糸など、手作業で
集計すれば大変な作業ですが、POSレジを使えば、
間違いなく簡単に仕事が進みます。

ただ、返品はあまりスマートな処理の作り込みがされて
いませんでした。伝票毎にデータが管理されているらしく、
1つの商品を返品するために、伝票の商品を全て返品扱いにし、
その後、返品した1品を除いて商品を1つずつ、手作業で
レジにJANコードを入力していました。

食品店などでは返品処理が少なく、売り切り主体のシステムで
よいかと思いますが、販売する品物によっては返品や交換の
対応も考慮したシステムにしておいたほうが、顧客満足度を
向上できる可能性があるのではないかと思います。
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