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2007年3月30日金曜日

QRコードを名刺に印刷

手持ちの名刺に、QRコードで連絡先をプリントした。携帯電話のバーコードリーダ読み取り機能を使えばそのまま電話帳に登録できる。携帯電話の小さなテンキーから名前や電話番号、メールアドレスを打ち込んでもらう手間を省くのにとても有用だ。携帯電話からメールの発信が普及しても、あの小さなテンキーからローマ字や漢字を入力することに苦痛を感じる人は多いだろう。

名刺は初対面の挨拶に用いられるので、色やレイアウトに気を遣う。その点、QRコードは黒以外の色も指定することもでき、幾何学的なデザインも楽しめる。まだ名刺に使用している人が少ないので注目度も高い。お客様とちょっとした会話が弾み、携帯電話に連絡先を登録してもらうことができれば、営業ツールとしても優秀である。

緑のQRコードを名刺に印刷して出来上がったが、課題も残った。1つはQRコードのサイズである。12mm角ほどに納めようとしたが、認識率を確保するため15mm角になってしまった。名刺上で目立たせるには良いサイズだが、感覚的にもう1絞りほしい。もう1つはQRコードの品質だ。インターネットで探した無料のQRコード作成サイトを使ったので仕方がないが、JPEGデータに圧縮されているためQRコードのデザインが劣化している。見せるQRコードにするため、圧縮しないファイルを入手する必要がある。

まずしばらくは、これで実際の効果を確かめたい。

2007年3月28日水曜日

J-Net21

ここしばらく、中小企業基盤整備機構が運営しているJ-Net21にはまっている。J-Net21は中小企業支援の情報ポータルサイトなので、’はまっている’という表現は的確ではないかもしれないが、とにかく情報の宝庫だ。起業から経営革新のアイデアやヒントなど、様々な情報に到達できる。これを利用しない手はない。

J-Net21には起業事例の中に動画の配信サービスがある。過去にTV東京系で放映された「企業未来!チャレンジ21」という番組のようだが、本放送は知らなかった。インターネット時代になって、このように価値の高いコンテンツがオンデマンドで視聴できる意義は大きい。一般に著作権の取り扱いが難しいことから、過去のTV放送コンテンツをインターネットで配信することは未だ障害が多く実現までの道のりは長そうだが、早急に解決してほしい課題である。

他にも、メルマガやPodcasting、RSSによる情報配信など最新のICTを活用したサイトになっており、お奨めの1つだ。

2007年3月24日土曜日

自動車の塗料にDNA

名古屋市立大学、日産自動車、オペロンバイオテクノロジーは共同でDNAを自動車の塗料に混ぜる基礎技術を開発したそうだ。ひき逃げ犯の検索に役立てる。DNAは20塩基で600億通り以上の組み合わせがあり、個体の識別が可能だ。人工的に50塩基を合成するコストは1千円程度だそうである。

個人情報の取得、取り扱いは慎重に行わなければならない。個人情報保護法は、一般の国民を悪意の情報利用から守るためにある。一方で、個体の情報収集はIpV6やRFタグ、ポイントカードやクレジットカードを使って、物の管理やトレーサビリティー向上による安全性の確保、個人の購買行動を把握したマーケティング活動など個々の情報を細かく把握する方向に向かっている。DNAの塗料埋め込みは、新たに個別情報付与の可能性を与える。

ひき逃げ犯の特定に監視カメラを使用することは、設置コストや個人情報保護から考えても無理がある。DNAを長期安定化し5年後の実用化を目指しているそうだが、今回のような技術は日産自動車に留まらず業界として対応し、犯罪の抑止力になることを期待する。また、塗料で個体のIDが識別できる技術の周辺には新たなビジネスチャンスがあるだろう。

2007年3月20日火曜日

Google Phone

今年は、興味深い携帯電話の開発話しが目白押しだ。
AppleのiPhone、マイクロソフトのZune phoneに続いて、GoogleのGoogle Phoneである。

これらの新商品開発に共通することは、すべてアプリケーションを訴求している点である。Appleやマイクロソフトはディジタルオーディオ、ビデオの持ち運びを携帯電話でまとめた。Googleは検索を中心とするコミュニケーターである。日本の携帯電話開発がオペレーター(NTT DoCoMoなど)主導で行われるのとは対照的に企業のマーケティング力が問われる。もともと、日本の携帯電話は世界の標準方式と異なるために市場が小さく、同一民族であることからオペレータによる管理が功を奏してきた時代は長い。しかし、グローバル化が進み、国内の守りだけでは事業の存続が危ぶまれる状況になってきた。これらの携帯電話も日本市場で一定の成功を収める可能性は高い。

しかし、iPhoneはGSMと呼ばれる現行試用のため、そのままでは日本で使用できない。携帯電話の次世代技術はW-CDMAと呼ばれる世界の共通仕様だ。Google PhoneはOrangeというW-CDMAを推進しているオペレータと製品納入の交渉をしている話もあるようなので、速やかな日本市場対応に期待している。

2007年3月14日水曜日

実務実習終了

ついに中小企業診断士の実務実習が終了しました。
一緒に1ヶ月半学んできた皆さん、ありがとうございました。
指導教官にも恵まれ、無事3件の経営診断を滞りなく完成することができました。
診断士の登録は4月1日、とても待ち遠しいです。

3件の実習では、最後のコンビニエンスストアが最も大変なものでした。5件の競合店調査や自店の店内および購買者調査など、限られた時間の中で盛りだくさんの内容がありました。調査するやり方や内容は知識で理解していても、体がついてきません。貴重な経験だったと思います。そして、この実際に見たり聞いたり確認したことが、報告会そして施策の実施に絶大な説得力を与えます。受験後の知識に偏った経営診断を現場に戻す重要な活動だと、あらためて気づきました。

実地調査の後、疲れが祟って病気になってしまい、2日間作業が止まってしまいました。最後はメンバーの助けを借りて、前2回よりも早く報告書を完成することができました。報告会でオーナーから「今度店長が時間の取れるときに説明に来て」といわれたときは、疲れを忘れこの仕事の楽しさを噛みしめることのできた瞬間でした。

これからも多くの仲間や診断先の経営者、従業員の方々と出会いがあるかと思いますが、積極的に参加してよりよい経営改善が提案できるよう、切磋琢磨していきたいと思います。