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2009年5月24日日曜日

見える化

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欧米人は、とかく文章で表現することを好む傾向があります。
e-mailでの連絡にしろ、仕様書にしろ、多くを文章で記述します。

しかし、文章だけでは細かいところが伝わりません。特に、複数国が
参加するプロジェクトでは、ミスコミュニケーションが発生しやすく
なります。視覚的であれば全体や流れを覚えていられるものも、
文章で箇条書きにされるとインパクトがなく、特に英語が第2外国語だと
単語による記憶も弱まってしまいます。

クライアントには簡単な手続きや流れ作業の指示でも、相関関係の確認でも、
図示して見える化を勧めています。以外にも多くの取り違いに気づき、
大幅な作業効率改善につながることも少なくありません。
パワーポイントやエクセルで追加作業が発生しますが、数回のやり取りで
前進しない問題は、この見える化で一気に解決させましょう。
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2009年5月22日金曜日

ツイッター (Twitter)の活用

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今話題(!?)のツイッターを使い始めました。
ツイッターはブログよりも軽く、リアルタイム性があります。
「つぶやき」と形容されるように、140文字以内で、ゆる~く、
基本的には片方向のコミュニケーションツールです。

ツイッターでは、自分が勝手につぶやくか、他の人のつぶやきを
フォローすることで活用します。勝手につぶやいてもフォロー
してくれる人がいなければ、人の目に触れることはありません。
(これはブログなどと一緒)
一方、他のユーザーをフォローすると自分のページに「つぶやき」が
どんどん入ってきます。

「つぶやき」と書くと個人的な話題が多いように聞こえますが、
アメリカでは大手放送局を始め、ニュースソース、政治家など
様々なユーザーがツイッターを利用して情報発信しています。

電子メールでもニュース配信は受けられますが、ツイッターを
利用すると、
  1. スパムメール的な不要情報がない
  2. リアルタイム性が高く、短文で内容の把握ができる
  3. 詳細な情報は多くの場合添付されているURLで参照可能
などメリットがあるので、私は主にU.S.の情報収集に役立てています。
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2009年5月18日月曜日

複合プリンタ

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SOHOで使用するため、ブラザーの複合型プリンタMFC-490CNを
購入しました。1.5万円程度でインクジェットプリンタ、スキャナ、Faxなど
盛りだくさんの機能がついています。

今まで、プリンタはCanonやEpsonばかりでしたが、場所の効率化から
複合プリンタとなりました。印刷速度や解像度は専用機に比べて劣る
ものの、サイズや利便性は文句なしです。心配だった厚みのある
光沢紙のトレイ供給もまったく問題ありません。

ただ、インクジェットプリンタ全般に言えることですが、インクカートリッジ
取替え警告が早すぎます。メーカーはインク切れによるプリンタヘッダの
破損を気にしているのかもしれませんが、ブラザーのプリンタも
警告に従ってインクを交換したら、カートリッジのインク窓から
十分すぎるほどのインク残りが見えました。

プリンタはキャプティブ価格の典型的な商品です。ハードウエアを
安く販売しても、消耗品であるインク購入で採算改善を図ります。
インクカートリッジ交換の警告が出ても印刷物のインクカスレが
見えるまで使い続けることがユーザー側のテクニックかもしれませんが、
もう少し良心的なメーカーの対応を望みたいところです。
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2009年5月14日木曜日

ユビキタス特区

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ワイヤレス・テクノロジー・パーク2009のセミナー「ユビキタス特区」を
聴講してきました。

「ユビキタス特区」事業とは特定地域で電波の使用基準を緩めて、
ICTサービスの開発・実証を平成20年度から22年度の3ヵ年行うもので、
総務省が毎年20億円程度の予算をつけています。

日本は電波使用の管理が世界の中でも非常に厳しい国の1つです。
製品開発のために実験で電波を送信する場合はもとより、見本市のような
展示会での電波利用も認定の手続きを受けなければ使用できません。
それは、ISMバンドなどの周波数帯にも当てはまります。

ユビキタス特区は、そのような電波管理体制の中からほんの一部を厳重な
管理の下、認可したものです。従来の行政から考えれば画期的な試みだと
思いますが、ICTの技術革新スピードと比べて対応が非常に遅く、
日本のICT産業の国際競争力強化という目的達成には疑問を
持たざるを得ません。
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2009年5月11日月曜日

グローバル資本主義の未来

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「グローバル資本主義の未来」というNHK出版発行の本を読みました。
4月25日に発行されたばかりです。今回のアメリカ発金融危機が
世界経済に及ぼした影響をわかりやすくまとめてあります。

日本からの視点で危機を見ているとアメリカが中心で、中国や中近東の
情報が散見される程度と偏りがちになります。もしくはアイスランドの
国家的危機など衝撃的なニュースがスポットで紹介されるだけです。

ITの飛躍的な向上と普及でグローバルになった世界では、
より深刻な問題を欧州やロシア、東欧諸国で引き起こしています。
金融市場の縮退は投資資金の引き上げや為替の急激な変動、
国際協調による危機克服と各国内産業、労働者の保護など
国や地域を越えて経済と政治が絡み合う複雑なシステムを為しているのが
現在の状況なのだと認識せざるを得ません。

本では、ここ数年、世界が経験した好景気はアメリカの過剰な
消費性向(GDPの72%)に支えられていたが、世界経済が回復軌道に
戻っても、そのように旺盛な消費は戻らないと指摘しています。
全世界がアメリカに向かって輸出し、アメリカへの資本流入で機能していた
世界経済のシステムを次世代ではどのように変えていくのか、
危機管理と経済成長のバランスを考えなければならない時期に
きています。
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2009年5月5日火曜日

携帯電話に太陽電池

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ついに携帯電話に太陽電池を搭載したモデルが今年の夏、発売になるようです。

携帯電話の消費電力は減少を続け、待ち受け時間や通話時間は通常使用で
十分な性能を達成するようになりました。しかし、その他多くの機能が盛り込まれたため
いざという時に電池切れにより通話出来ないことの心配が絶えません。電池が切れると
携帯電話の中の電話帳も見れなくなってしまうため、被害は甚大です。

新モデルでは10分の太陽光充電で、通話なら1分、待ち受けなら2時間程度の
蓄電が可能とのこと。太陽光だけでも最大80%まで充電できるそうです。

太陽光充電でECOを意識しながら、実用面でも利便性の向上が期待されます。
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2009年5月3日日曜日

高速道路1000円と渋滞

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連休開始の5月1日深夜に東名高速道路を東京から名古屋方面に向かいました。
深夜でしたが割引を受けられるために多くの車が走行し、頻繁に渋滞が発生して
300km弱の距離を通過するのに7時間以上もかかりました。
通常であれば休憩を入れても3時間程度です。

高速道路が休祭日、ETC付きの普通車が1,000円で乗り放題(他にも条件あり)が
始まって1カ月になりました。2年間の時限措置ですが、様々な経済効果の試算や
CO2排出の環境負荷など議論が行われています。

変数(この場合通行料)を変えることで出力(効果)を検証するために
テストマーケティングはしばしば行われる手法です。また、実際に実施してみて
結果を確認しながら最適化を図る迅速な運営も、変化の激しい時代には
有効な手段です。多方面で議論はありますが、経済対策を目標に大胆な施策を
行った高速道路の値下げは、一定の評価があるべきです。

しかし値下げは、空きキャパシティーの有効活用もしくは潜在的な需要の
喚起には効果があっても、限度を超えてしまえば効率は非常に低下してしまいます。
数千円の値引きと引き換えに渋滞で失った数時間を考えあわせる必要があります。
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