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2010年2月19日金曜日

展示会ブースの見方

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展示会のブースで製品説明員を担当していると、
いろいろなお客様が立ち寄られます。

立ち寄ったお客様の最もシンプルな質問は、
「何をやっている会社ですか?」というものです。
大手の会社であれば、既知の情報で展示してある
事業の想像が出来ますが、それでも細分化された
個別の事業だと展示ブースの前に立ち止まった
だけでは、内容の分からないものも結構あります。
ましてや、中小の企業であれば社名から
想像できない事業も多く、ある意味、シンプルな質問は
展示会のブースで内容を把握する取っ掛かりとして、
的を得ています。

次に、展示してあるプレゼンテーションを見ての
質問があります。中小企業ではあるシステムの一部を
担当している場合も多いため、その企業が
どの部分のハードウエアを開発しているのか、
ソフトウエアを供給しているのか、聞いてみないと
分からない内容も多いです。大きなシステム構成が
パネルに書いてあっても案外、その企業の製品は
一部だったりします。

そして、同じ業界の方からの質問があります。
必然、話の内容は深く、細かい項目に触れることも
ありますが、展示会は公共の場であり、
競合他社への情報公開にもなる可能性があるため、
公知の事実を話すことが多いです。
言葉の端々に何か新しい情報でもないかと思っても、
めったに得られることはありません。

製品や業界に関する多くの情報はインターネットを
通して入手できますので、展示会ではそれらの
情報を元に、その企業の雰囲気や、そこで働く
人々の対応力など、直に話して肌で感じ取る
活用方が良いのではないかと思います。
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2010年2月12日金曜日

Ticket to Barcelona

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急遽、スペインのバルセロナで来週から開催される
展示会にマーケティングおよび販売促進の支援で
出張することが決まりました。展示会は毎年この時期に
開催されており、携帯電話のテーマでは世界最大級の
規模です。

月曜日から木曜日までの開催4日間に旅程を合わせるには、
日曜日に現地に入って、金曜日に帰国するのが最も
効率良く過ごせます。しかし、みんな同じ移動日を
指定するため満席で、飛行機が取れません。

出国4日前にチケットを探しましたが、有名な格安航空券の
旅行代理店では、ほぼ正規料金しか見つけられませんでした。
格安航空券の取り扱い代理店にも安いチケットがないのかと
半ばあきらめていたところ、逆にローカルな代理店で、
最後の1席限りの、ある程度安い航空券がありました。

仕入れルートが違うようで、ローカルな代理店は
格安航空券の販売店とは違う航空会社を
旅程に組んでいます。格安航空券の販売代理店という
先行したイメージだけで判断してはいけないという、
良い教訓になりました。

情報がグローバルになり料金やサービスの平準化が
進んでいますが、様々に変わる条件によっては
情報の偏在が残っており、情報の取り扱い方を
工夫することで新たなビジネスチャンスになると
思いました。
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2010年2月10日水曜日

不況に負けない経営力をつける

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参加してきました。70人ほどの定員はほぼ満員でした。

内容は中小企業の会計を経営者に対して、その意義、導入の
意味を理解してもらうというものです。
全国多くの会場で開催されており、どの地域でも参加しやすく
なっています。動画でも内容が公開されていますので、
会場に出向けなくても勉強することができます。

金融機関に融資を依頼する際、財務諸表は中小企業の
経営実態を表すものとして重要です。そこには、営業収支が
黒字か赤字かだけではなく、資産の活用や現金の流れなど
様々な情報が詰まっています。

経営者が財務諸表を理解することで正しく企業実態を把握し、
適切な売上予測を行って、管理された経営が行えることを
関係者に示すことができます。

財務情報を積極的に開示することで、企業の信頼を
向上するツールに使っていけるという基本的な内容が
網羅されていました。

中小企業の会計に関して興味を持ったら、
まず始めに受講を薦める導入のセミナーです。
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2010年2月5日金曜日

WLBと企業経営

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昨日、「ワークライフバランスを活用した経営戦略」という
セミナーを受講してきました。中小企業基盤整備機構が
無料で開催している中小企業経営者・管理者向けの
セミナーです。50人の定員ですが、ほぼ満員でした。

WLB(ワーク ライフ バランス)は最近、よく耳に
する単語です。比較的新しい言葉で、文字通り、
仕事と私生活のバランスを考え、質の高い多様な
生き方を送ることです。

セミナーの内容は多岐に渡り、WLBが対象とする
範囲は非常に広いことを改めて認識しました。
WLBの全体像が見えてくるに従い、セミナーの
タイトルとして付けられた、「WLBを活用した経営戦略」は
無理な切り取り方ではないかと思うようになってきました。

すなわち、WLBは経営戦略に持ち込む前に、
個人がWLBとは何かを考え、自分の人生の価値を
認識して、固有の価値観を持たなければならないという
人生観に関わるものだと思うからです。

そのような価値観に基づいて、自分の人生を有意義で
質の高いものにするために仕事の効率を上げて、
自分の人生に価値を見出すもののために時間を
つくるという取り組みをするのがWLBになるはずです。
そのために企業はWLBを活用するのではなくて、
支援する側であるべきだと思います。

WLBを企業も個人も尊重することは、とても望ましい
ことです。それは、企業活動が高い生産性を求め、
個人がWLBの価値観をもって仕事に取り組むとき、
お互いの方向性が完全に合致します。
そのような環境を作れる企業はあらゆるステーク
ホルダーの支援を得られる魅力的な企業になります。

WLBが人の生きがいを高めるものであれば、
WLBを意識した企業は、WLBを価値観として持つ
従業員と質の高い企業活動を通じて、双方に
メリットをもたらし、Win-winの関係になることは
間違いないと思います。

WLBの切り口は、これからの企業活動に
様々な視点を持ち込む、良い概念だと
思っています。
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