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2007年6月30日土曜日

個人事業の開業

昨日、個人事業開業届出書と青色申告承認申請書を税務署に提出してきた。

これらの書類はWebで入手でき、書き方や手続きに関して多くのサイトで
紹介されている。国税庁が準備している書類に添付されたに「書きかた」は、
わかる人には雑作もないことだと思うが一般の人にはわかりにくい。
ましてや、役所に提出する書類なので書き間違いがないように、
各項目を確認して記載を進めるのはちょっとした作業になる。

税務署に着いて、総合案内で書類の提出場所を聞いた。受付係曰く、
記載が終わっていればここ(総合案内)に提出して手続き終了とのことである。
担当の部署で内容を確認してもらうと、30秒で終わった。形式審査なので
不備が無ければ受理ということなのだろう。また総合案内に戻り、書類を
提出し、控えに確認印をもらって、手続きが終了した。

屋号はACS (エー シー エス)である。

2007年6月26日火曜日

my BBコミュニケーター

ソフトバンクグループが、新しいIP電話サービスを開始する。
my BBコミュニケーターである。

今までのIP電話は基本的にブロードバンドサービスのオプションであったため、
ISPに申し込みをする必要があった。例えば、So-netならSo-netフォンや
ひかりone電話などが利用できる。

my BBコミュニケーターは、契約しているブロードバンドサービスに依存しない。
普通の電話機が使用でき、新たに050のIP電話番号を取得できる。
7月からはフォンアプリもリリースされ、コンピュータを使ったソフトフォンも
使用可能になる予定である。

7月末までトライアルが行なわれており、電話アダプターと無線LANが
無料で利用できるので、早速申し込みを行なった。
新たに電話機を買って音声品質や使い勝手などを確認してみたい。

2007年6月22日金曜日

内部統制とそのリスク

昨日、リスクをマネジメントする内部統制の説明を聞いた。

ディジタルデータに関する不正アクセスや機密情報漏洩が発覚した際に、
データやアクセス記録を収集し、分析する技術や手段として
ディジタル・フォレンジックがある。
フォレンジックとは「科学捜査や」「鑑識」といった意味を持つ言葉である。

不祥事が発覚した際、事後対処法としてディジタル・フォレンジックにより
分析を進め、証拠を集める作業は企業の責任ある行動として、
その重要性を増していくに違いない。

一方で、積極的に不正を抑制する仕組みもある。
クライアント管理ソフトを用いると、作業者がコンピュータで行なう活動(Webブラウジング、
e-mailの送受信、アプリケーション起動など)がすべて記録され、管理サーバーに残される。
このようなシステムを企業のコンピュータに導入し、従業員に告知することによって
見られているという状態を作り出すことが不正の抑止力となる。

いずれの方法によっても、個人の情報を管理することになるため取り扱いには
十分注意すべきであり、管理とモチベーション維持のバランスも考慮して運営する
ことが肝要である。

2007年6月15日金曜日

Interop

昨日、Interopに行ってきた。今日まで幕張メッセで開かれている
ネットワーク・コンピューティングに関するイベントである。

基調講演は「光ブロードバンドの発展とNGNへの取り組み」と題して、
NTTの山田副社長が御登壇された。イベント会場でも、NGNに関する
プレゼンテーションが数多くあり、どれも多くの聴衆で賑わっていた。
NGNに対して関心が高いのと同時に、まだわからないことも多い
からであろう。最も不明なのは提供されるサービスと価格である。

NGNの有望だと思われる機能の1つに回線認証がある。
これはNGNがclosedなネットワークであることを逆手に取った特徴で、
オープンなインターネットとの差別化が可能である。課金する側と
支払う側のリスクを担保することができれば、多少の手数料収入に
なるのであろう。QoSやセキュリティーを含めて、どの程度の水準の
価格になるのか、興味は尽きない。

2007年6月12日火曜日

ソフトフォン

仕事用の電話をもう1本用意するのに、ソフトフォンを検討している。

IP電話は既存の電話機を用いることを前提としているが、ソフトフォンはPCに
ソフトウエアをインストールして使用するため固定回線を必要とせず、
容易に050で始まる電話番号を追加できる。外出した出先でもコンピュータを
起動しておけば電話を受けられる利便性もある。

しかし一つ問題があった。コンピュータをオフにしてあると、電話が受けられないのである。
考えてみれば当然だが、いつも電話回線につながっている電話機と異なり
必要に応じて起動するコンピュータには留守番電話機能が付けられない。
であれば、ソフトフォンのプロバイダが付加機能として提供してくれればいいが、
留守番電話機能が有るのはSkypeくらいである。

コンピュータが起動していないときは、留守番電話や転送機能などの充実が必要だと
思うのだが、それだけビジネスで使っている人も少ないということだろうか。

2007年6月8日金曜日

ワイヤレスブロードバンド全国セミナー

総務省が開催したワイヤレスブロードバンド全国セミナー2007に参加した。
WiFiやWiMAXを用いた多くの取り組みや実証実験の紹介があった。

http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070427_5.html

NTTは2010年までに3,000万回線のFTTH普及を目指している。
日本津々浦々にブロードバンドを提供し、地域間におけるディジタル・デバイドの
解消を目指すには、有線だけではなく無線の利用が効率的だといわれる。
島や山間の奥地など光ファイバの敷線が困難な場所に、見通しがあれば十数Kmの
伝送が可能な無線通信に注目が集まる。FWA:Fixed Wireless Accessである。

問題は、その伝送速度であろう。実証実験で各家庭に提供された通信速度は
数Mbpsであった。ブロードバンドアクセスが有るのと無いのでは大きな差だが、
コンテンツは次第に大きくなっている。映像の配信も一般化してきた。

通信インフラの整備はお金のかかる事業なので、今日のディジタル・デバイドの
解消とともに明日の活用を見越した数十年に耐えられる投資が必要だと感じた。

2007年6月1日金曜日

ゲーム理論

名前のユニークさで、「ゲーム理論」は屈指の理論だ。ビジネスの駆け引きを
ゲームの進行になぞらえて解説する視点は斬新である。理解のし易さも手伝って、
とてもポピュラーになってきた。

有名な理論の1つに「囚人のジレンマ」がある。2人の囚人は、自白と黙秘の
権利があるが相談できないため、自己の利得を最大化しようとすると、
協業すれば得られる利得は手に入れられないというものである。
ゲームはジャンケンのように1回で勝負が決まるものと、囲碁将棋のように
プレーヤーが繰り返し手を打って勝敗が決していくものがある。
ゲーム理論では利得表を判断材料として、ゲームの木などを使い分析を行なう。
そこには各プレーヤが合理的(最も利得が大きくなる)な判断を下していくことが
前提としてある。

理論は通常、前提条件によって制約される。従って、実ビジネスに理論を
適応する場合はこの限界を知る必要がある。その上で対局を見誤らないコアとなる
本質を抽出し、判断を下すことが理論活用の大原則である。多くの書籍が
ゲーム理論の応用のために執筆されており、研究には不自由しないだろう。

ゲーム理論は身近に感じる言葉を使って顧客に説明ができる優れたツールだと
思うので、積極的な活用を考えたい。