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2009年12月26日土曜日

Amazon.com

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Amazon.comには、’お急ぎ便’というサービスがあります。
数百円の手数料がかかりますが、注文すると当日、もしくは翌日に
配送されます。このサービスは秀逸です。

いつも予定をもって商品の購入を検討すれば、
価格など取引条件の有利な購買先を検討することが
できます。しかし、ある期日にどうしても間に合わせたいときは、
購入先を比較検討している余裕がありません。
ましてや、在庫切れなど入手が困難な製品を探すのであれば、
検索で在庫を確認でき、納期まで確定できるのであれば、
多少のプレミアムを払っても、購入者には大きな
付加価値があります。

宅急便の配達記録を見ると、集荷から配達まで、
約9時間でした。お急ぎ便は、そんなサービスを低料金で
提供できており、Amazon.comのサプライチェーンに
驚きを覚えました。
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2009年12月6日日曜日

「知の衰退」からいかに脱出するか?

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大前研一氏の著書です。
Googleなどの検索エンジンにより、膨大な情報に瞬時で
何処からでもアクセスできるようになると、知識量を問う
競争は終わりました。これからの時代は答えのない世界で
如何に考え、検証し、仮説を立てて問題解決を行えるか、
「考える能力」で世界の競合と戦っていかなければなりません。
日本人はうまく対応できておらず、「知の衰退」を招いています。
これは日本の教育内容に関わる問題でもあり、日本国民
全体の意識をかえるには、長い時間と大胆な変革が必要です。

今、個人に求められる能力は、
- 英語
- IT
- ファイナンス
そして
- リーダーシップ
です。

そのまま、企業経営に求められる能力ですが、
日本の教育がそれらを満たすシステムに変わるには
余りに長い時間を要すると思われます。
そこで、本のサブタイトルにある「そうだ!僕はユニークな
生き方をしよう!!」という、個人の意識改革と実践を
強く期待しています。
「ユニーク」なのは、日本国内でその考えを
実践するからで、世界では既にグローバル・
スタンダードになっています。
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2009年11月16日月曜日

バフェットの財務諸表を読む力

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この本は、バフェット氏の義理の娘であったメアリー・バフェット嬢と
バフェット氏の学徒であるデビッド・クラーク氏によって書かれたものです。
想定財務諸表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)の
主要項目を読み解き、「永続的競争優位性を持つ企業」の探し方を
指南しています。

「永続的競争優位を持つ企業」とは、業界における競争優位が
確立しており、潤沢な利潤を少ない投資で生み出し、長期に渡って
企業価値を高めていける会社を指します。そのような会社は、
不況に強く、株式を長期保有すればするほど、株主に利益を
もたらすのは言うまでもありません。

中小企業の経営指標も財務諸表から読み解きますが、「永続的
競争優位を持つ企業」はいくつかの点で異なる判断をします。

例えば、
- 多額の研究開発、設備投資を必要とする企業は、支出負担が
 大きく、永続的競争優位を築きにくい
- 永続的競争優位を持つ企業は流動比率が100%を割っていても
 高い収益力があるため、問題ない
- 高い総資本利益率は、少ない総資本でもたらされている
 可能性があり、参入障壁が低ければ喜ばしいことではない
など、企業が置かれている厳しい業界構造も判断の対象とします。

文章、内容はとても平易なものであり、読み進めるのに
なんら障害はありませんが、「永続的競争優位を築く」までの
道のりは長く、険しいものです。
中小企業経営でも、年度末の財務諸表を結果のみの
まとめにせず、外部の人が企業の状況を読み解く視点を
与えてくれる読みやすい1冊です。
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2009年11月4日水曜日

5S

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5Sとは製造業やサービス業などで職場環境を改善するための
スローガンとして用いられるフレーズです。それらは、

整理(Seiri)
整頓(Seiton)
清掃(Seisou)
清潔(Seiketsu)
躾(Shituke)

です。日本語でサ行のSがつく言葉5つで5Sだと思っていたら、
台湾の工場の人との会話で5Sが出てきました。それは、

・ Structurize
・ Systemize
・ Sanitize
・ Standardize
・ Self-discipline

でした。こちらの5SにはStandardizeが入っているところが、
より幅広く能動的な力強さを受けます。

「カイゼン」などとともに「5S活動」も海外で使うことで
コミュニケーションの円滑化を図ることが出きます。
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2009年10月30日金曜日

ものづくり日本の活路

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中小機構が開催するセミナー「ものづくり日本の活路」に参加してきました。
講師は株式会社東レ経営研究所の増田貴司氏です。

2008年秋のリーマンショック以来、急激に悪化する経営環境を経て、
各国の経済刺激策により落ち着きを取り戻しつつある過程を
経済指標で追うことから講義は始まりました。
先進諸国の中でも、大幅な通貨高に見舞われた日本の製造業にとって
非常に厳しい状況であることが見て取れます。

このような未曾有の製造不況に対して、日本の「ものづくり」は
どのような方向を目指すべきかということが、今回のテーマです。

ポイントは3つありました。
1つ目は、今後成長が見込める新興市場に打って出ることです。
先進諸国が向こう数年間、低い成長率を強いられる中、
インドや中国、ロシアやアジア諸国で高い成長率が見込まれます。
既に体力のある企業は、2009年前半からそれらの国々に対して
大幅に直接投資を増やしています。

2つ目は、人材に投資し、安く作る技術を確立することです。
不況期は中小企業でも優秀な人材を確保しやすく、従業員に
対しても教育により人材を育成する好機です。
また、技術の先進性を追い求めるだけでなく、事業として利益を
もたらす「安く作る技術」の開発に取り組むことが重要です。

3つ目は、ビジネスモデルを見直すことです。
「よいものを作れば売れる」というように付加価値の源泉を
製造だけに限るべきではありません。
マーケティングからアフターサービスまでビジネス全体を考えて、
自社の技術力をどのように事業としての成功に導くか、
考えをめぐらせる時期ととらえることです。

これからの世界経済は、成熟した先進諸国よりも新興国が
需要を牽引する主役になると考えられます。
新たな経営環境に対応できる「ものづくり」を日本は
考えていかなければなりません。

そして、各企業は総花的な施策とならないよう、企業にあった
個別戦略による事業革新の取り組みを行わないと、
成長する新興国のと競争で日本の製造業が優位に
立つことは、難しいと言わざるを得ません。
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2009年10月20日火曜日

さらばアメリカ

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立て続けに、読んだ本の紹介が続いています。

今度は、大前研一氏著の「さらばアメリカ」です。
ここ1年半ほど、経済、政治は大きな変化を遂げています。
9.11テロを乗り越えて世界経済が絶頂を迎えた後、
サブプライムローン問題が表面化し、リーマンショックで
金融・世界経済は大打撃を受け、アメリカは民主党の
オバマ政権が誕生しました。

ブッシュ前大統領のアメリカ1国主義からの方針変換と
経済危機からの脱却を目指してグリーンニューディール
政策を掲げています。

戦争(テロ)と経済活動で傷んだアメリカが、今年は
オバマ大統領のもと大きな方針転換を図る歴史的な
年となるかもしれません。

本では、世界の行く手を楽観的に捉えている訳では
ありませんが、アラブ、イスラム、EU、アジアの動きを
読み解いていっています。EuroがUSドルと並んで、
国際基軸通貨になっていくのか、注目したいところです。
また、テロ対策を含むアメリカの利権構造を鋭く指摘し、
「アメリカ自身が’テロリスト製造機’」という主張には
テロ対策は根源を絶たなければ事態は収束しないという
強いメッセージが込められています。
世界の共通仮想敵は環境破壊者だという氏の思いは、
是非実行のある形で実現してほしいと願います。

今後の世界動向を考察する、とても中身の濃い1冊でした。
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2009年10月19日月曜日

バイトでも億稼ぐ

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従業員(社員)のモチベーションを上げるのは、経営者にとって
非常に重要な課題です。また一時的にモチベーションが上がっても、
それを維持し、発展し続けるのは尚の事、難しいものです。
この本は、いささかのヒントを与えてくれます。

人は生活の糧として、報酬を得る以外にも様々な動機で
動いています。むしろ、報酬以外の何かを与えてくれる仕事(企業)に
対して、アルバイト、正社員を問わず人は夢中になり、
活性化された組織となっていくものです。

本では、
セブンイレブンはアルバイトに発注業務を任せて結果を
知らせる事により、仮説、実行、検証のサイクルを自ら回して
経営に参加している、
ディズニーランドはマニュアルにとらわれない顧客本位の
接客で、アルバイトでも他人の喜びを自分の喜びとすることを
是として取り組んでいる、
リクルートは社長アポ取りを経験し、社内の成功者の行動様式を
学び、経営者の視点から考える姿勢を育むことで自己実現欲を
満たしていく、
などの事例を挙げています。

中でも松戸の新聞配達員がお客様に感謝されるストーリーは、
とてもためになりました。配達員のモチベーションを上げるために、
社長は配達員にクリスマスの日、サンタクロースのコスチュームで
子供にプレゼントを渡すサービスを行います。訪問する家々で
家族みんなから感謝された配達員は、自分の仕事そして
人生に自信を持ち始めて、職場の雰囲気が変わり始めました。
配達業が接客業に変わった瞬間です。

社長が社員を鼓舞するのは当然ですが、このような方法を
巧みに取り入れて、仕事に感動を生む仕組みを考えることも
1つのやり方だと思います。事例に挙げられた企業は、様々な
取り組みの集大成として、現在の成功がありますが
そこに向かうモメンタムは大きな志と小さなきっかけから
動き出すものです。

中小企業では、この小さなきっかけ作りがとても重要になります。
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2009年10月13日火曜日

日本でいちばん大切にしたい会社

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坂本光司氏著の「にほんでいちばん大切にしたい会社」という本を

読みました。6,000社を越える企業研究から会社経営のあるべき姿を、

ステークホルダーの支持を得て業績を上げていく「社会になくては

ならない会社」としています。


本では、
日本理化学工業株式会社
伊那食品工業株式会社
中村ブレイス株式会社
株式会社卯月
杉山フルーツ
が挙げられています。それぞれの会社が、製品の品質・安全は
もちろんのこと、働く人の幸福達成や地域への貢献を実践し、
そのエピソードを交えて紹介されています。

紹介されている会社は規模こそ大きくありませんが、中小企業の
目指す方向性を示唆しています。
それは、ニッチ市場で顧客満足度を高め、オンリーワンに
なるというものです。
そのためには経営の軸をぶらすことなく、時には感動を与えて、
会社の熱烈なファンを作ること、このようなポジショニングが出来れば
類似サービスで後発者が追い越すことは並大抵な
ことではありません。そして、そのポジショニングを常に
見直して、後発者が入り込む隙を与えないこと、それが
企業の継続性になります。

成長よりも継続を意識した経営について、考えさせられる内容の
本でした。
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2009年9月28日月曜日

ALBOのファームウエア更新

三洋電機から販売されているインターネット対応のフォトフレーム、
ALBOを入手しました。

家庭用の無線LANを経由してインターネットに接続し、
メールを表示したり、簡単に返信したり、写真共有サイトの画像を
見たりすることが出来るものです。
形も可愛らしいので、リビングにおいて使うことにしました。

設定を進めていくと、メールの返信が出来ませんでした。
WiFiの接続はすぐにうまく行ったのですが、ファームウエアが
古いバージョンのままだと、メール送信に障害が起こる場合が
あるとのことです。早速ファームウエアのバージョンアップを
しようとしたのですが、うまくいきません。朝3時にダウンロードを
行うようなので、時計の設定を変えたり、タイマーの設定を
変えたり、1週間ほど試行錯誤してみましたが駄目でした。

ついにあきらめて、2週間ほど経ってからみたら、いつの間にか
ソフトウエアがバージョンアップされていました。

どうすれば、一度で解決したのか、いまだに不明です。

2009年8月23日日曜日

さおだけ屋はなぜ潰れないのか

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あっさりと読める本でした。

本のプロローグにも書いてあるとおり、会計の考え方に馴染むための
入門書という位置づけです。

会計と縁が薄い人々に、会計の考え方が重要なことを感覚的に
わかってもらうために、お勧めしたい1冊です。

本の中で’数字のセンス’という表現が出てきます。「50人に1人が
無料」という広告を見て、「自分は当たるだろうか」と思う人と
「2%相当の割引か」と思う人の捉え方の違いを挙げています。
上記の広告主は、前者が大多数であることを見越し、大きな
収益を上げました。

物事を多面的に見て、事実を数字から判断できる能力を
鍛えることが重要です。そして、それは過去の結果だけでなく
将来を見渡せる力にすること、「木を見て森を知る」、
その事実を与えてくれる経営資料が会計です。$
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2009年8月1日土曜日

JANコード

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先日、ある手芸店で買い物をしました。

手芸店には数多くの品物がありますが、全てJANコードで
単品管理されています。レジで販売された品物はすぐに
ストアのマスターデータベースに更新されて、売り上げ計算、
在庫管理、品薄になれば発注へと処理されます。

形の違うボタンや色の異なる糸など、手作業で
集計すれば大変な作業ですが、POSレジを使えば、
間違いなく簡単に仕事が進みます。

ただ、返品はあまりスマートな処理の作り込みがされて
いませんでした。伝票毎にデータが管理されているらしく、
1つの商品を返品するために、伝票の商品を全て返品扱いにし、
その後、返品した1品を除いて商品を1つずつ、手作業で
レジにJANコードを入力していました。

食品店などでは返品処理が少なく、売り切り主体のシステムで
よいかと思いますが、販売する品物によっては返品や交換の
対応も考慮したシステムにしておいたほうが、顧客満足度を
向上できる可能性があるのではないかと思います。
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2009年7月27日月曜日

図書館の本予約サービス

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図書館の本検索・予約サービスを活用していますか?

最近はインターネットで検索すれば多くの情報にアクセスできるように
なりましたが、まとまった体系の情報整理や日本語訳された洋書など、
本を読む機会も多くに残っています。

小さめの本屋だと売れ筋中心の品揃えになってしまい、
探している本が見つからないこともあります。
そんなときは、都内の大手本屋に行くかAmazonで注文するか
ですが、その他にも図書館の本予約サービスを
利用することが出来ます。

図書館の本検索・予約サービスはインターネットから利用できます。
図書館で貸し出しカードIDを取得して、インターネットアクセスの
パスワードを発行してもらいます。

人気の図書は予約待ちで1年以上(!?)というものもありますが、
市内で別の図書館の蔵書から取り寄せてくれたり、予約した本は
指定の図書館に取り置きしてあるので貸し出しカウンターに
行くだけで本を受け取れるなど、お金も時間もかけずに利用できる
価値の高い快適なサービスです。
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2009年7月18日土曜日

その数字が戦略を決める

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イアン・エアーズ氏著の「絶対計算」に関わる入門書です。

「入門書」といっても、どのように「絶対計算」を使えるようになるか
ではなく、現在の情報テクノロジーと統計学の組み合わせで
データマイニングすることにより、専門家を凌駕する結果が得られる
事例や、手法に対する拒絶反応など、「絶対計算」を取り巻く環境
何が起こっているのかを理解するのに役立つ本です。

人類は近年の情報技術の発展により、かつて無いほどのデータに
安くそして簡単にアクセスできるようになりました。
これからもその能力は爆発的に増大していくものと思われます。
一握りの専門家が有していた情報に多くの人が短時間で
アクセスできる世界は、これまでの情報偏在を是正するとともに、
そのリテラシーを持つ人に新たなビジネスチャンスを与えます。

そして、「絶対計算」で得られる結果を統計学の知識を元に
戦略へ落とし込む経営手法は、不確実性の高い経営環境において
経験知だけではない知見を与える有効な手段になる可能性が
あると思われます。

本書で紹介されていた、簡単な統計学の知識を1つご紹介します。
2SD(Two Standard Deviation)ルール
「正規分布する変数が、平均値から正負を問わず2標準偏差内にある
確率は95パーセントである」(p263)
例えばIQの平均値が100で標準偏差が15なら、2SDルールを使うと
95パーセントの人はIQが70~130の間に入るということです。
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2009年7月9日木曜日

ディジタルフォトフレーム

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ドコモとソフトバンクから、ディジタルフォトフレームが発売になりました。
docomo:お便りフォト
Softbank:PhotoVision
どちらも、ディジタルフォトフレームに携帯電話を搭載しているため、
撮った写真をデータ通信により遠方で表示することができます。

今まではメモリを差し替えなければデータの更新が出来ませんでした。
この製品は、写真を手軽に更新できる特徴を生かして、
おじいちゃん、おばあちゃんに孫の写真を送る贈答用の市場を
ターゲットにしているのかと思われます。

今後の拡張性を考えると、携帯電話では月々の契約料金が発生し、
写真サイズに制約があり、映像が表示できないなど不便さもあるので、
早くインターネットに接続できるEthernetかWifiを搭載したモデルの
登場を期待しています。
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2009年7月7日火曜日

クルトガ

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三菱鉛筆からクルトガが発売されています。

この春からハイグレードモデルが追加になり、スタンダードの472円と
1,050円の2種類となりました。時間の合間を見ては文房具店で探したのですが
見つからず、やっと昨日、Office Depotでハイグレードモデルを入手しました。

シャーペンは成熟市場で、100円から売っています。
グリップ感をよくしたり、フルだけで芯が出たり、斬新なデザインを
訴求したり様々なアイデアが盛り込まれていますが、もう何十年も
自分でシャーペンを購入したことはありませんでした。

クルトガは9度ずつ芯が回転し、偏減り(かたべり)を防ぐそうです。
「ここまでやるか」という驚きと同時に、「ここまで出来るんだ」という
嬉しさで、つい手が出てしまいました。

外人のプレゼント用にも購入したいと思っています。
どんな反応をするか、楽しみです。
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2009年6月14日日曜日

不況と高齢化

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堺屋太一氏がチャンスと捉えるキーワードは、不況と高齢者でした。

不況とは、金、物、土地が余っている状況であり、それらが
希少価値として認められなくなってきていることです。
お金はより有利な投資先が見つかれば先を争って移動し、
生産性が高くなったもしくは安い労働力で製造できる物は
過剰なほど提供され、収益見通しが立たない土地は
大量に市場へ供給されています。
不況になると、高品質、高価格の需要が減退します。
このような環境下では、必要十分な品質に人の知恵で
ブランドを持たせることが鍵だと氏は述べられました。

また、高齢化は21世紀の日本に新しい社会構造の
変化生み出すたに大きな事業機会があります。
60歳以上の若い高齢者(?!)層が厚くなり、彼らは
働き続けることで収入を得て、活動的に消費行動を
行うグループとして新たに出現することになります。
企業経営からみれば、上質な労働力を合理的な報酬で
確保することができ、消費する高齢者として企業の
サービスを提供できる顧客になります。
積極的に活動する高齢者像を捉えることが、これからの
高齢者社会に対応する重要なキーワードになります。

どちらの視点も特段新しいものではありませんが、
自身の企業経営環境に当てはめ事業戦略に落とし込み、
企業経営力を向上していくことの手助けをしていくことが
今回の経営力向上TOKYOプロジェクトの意義だと思います。
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2009年6月13日土曜日

2011年に2番底?!

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先日参加した経営力向上TOKYOプロジェクトキックオフ大会の
続きです。このイベントの第2部は堺屋太一氏による記念講演がありました。
題目は「新時代を切り拓く企業の経営戦略」です。

氏は歴史を紐解いて、今回の景気後退は2011年に2番底を迎えると
警鐘を鳴らされました。その理由は、日本も含め各国で行っている
経済刺激策の効果が来年度から切れ始め、膨れ上がった財政赤字の
縮小を視野に入れていかなければならないためです。景気刺激策は
即効薬ではありますが、長続きしません。

昨日、日経平均の終値が1万円を超えました。市場では最悪期を
脱し、今後ゆっくりと景気回復が持続するという観測もあります。
この機会を捉えて中小企業は経営体力をつけ、2011年に
経験するかも知れない2番底に耐えうる企業体質の準備を
着実に進めるべきだと本プロジェクトに期待を寄せられました。

氏が注目される事業機会と不況機の対応は次回に。


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2009年6月11日木曜日

経営力向上TOKYOプロジェクト

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経営力向上TOKYOプロジェクトのキックオフミーティングが開催されたので
参加してきました。

このプロジェクトは都内の中小企業に対して、商工会議所などの経営指導員と
中小企業診断士が企業調査やアンケート、面談を通して企業診断と
経営力向上のためのアドバイスを無料で行うものです。

企業を取り巻く経営環境は、日増しに厳しさを増しています。都や国は
中小企業支援のために様々な施策を行っていますが、それらを
上手に活用するには現在の経営状況を把握し、市場での競争力を高める
事業戦略を持って、自発的な取り組みを行わなければなりません。

その係り始めとして、経営力向上TOKYOプロジェクトを活用しては
いかがでしょうか?
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2009年6月8日月曜日

Ctrlキーの故障

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突然、今使用しているノートパソコンのCtrlキーが反応しなくなりました。
まだ使い始めて2年、持ち運びもほとんどしていないので、衝撃による
故障は考えにくい状況です。Ctrlキーはいくつかのショートカットに
用いられるので、機能しないと非常に不便です。

まず、Ctrlキーがソフトウエアによって機能を変えてしまったのか、
探ってみました。思い当たる設定ソフトウエアを確認しましたが、
それらしく変更する機能は見当たりません。

次に、Ctrlキーが物理的に動作しているのか、確認してみました。
Ctrlキーを押すと反応するアプリケーションでチェックすると、
やはり何も応答がありません。キーボードには2つのCtrlキーが
ついており、どちらも反応しないのでキーのスイッチそのものが
壊れたわけではないようです。

いよいよ修理しかないかと思っていると、CapsLockキーとCtrlキーの
機能を入れ替える方法が見つかりました。普段CapsLockは使って
いないので、このキーにCtrl機能が置き換わってもなんら問題は
ありません。

早速実行してみると、見事、Ctrl機能がCapsLockキーで復活しました。
今まで使っていなかった準一等地にあるキー(左手小指横)が
有効活用できるようになったおまけつきです。:-)
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2009年6月7日日曜日

ARIB標準規格

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放送や通信の標準規格はARIBのサイトから無償でダウンロードできます。

2008年の4月から一般公開しているようです。
今まで書籍で購入するか、ISDB-Tは一部英語版になったものを
DiBEGからダウンロードするしかなかったのですが、日本語版のPDFを
無償配布してもらえばノートPCに入れて持ち運べ、とても便利です。
また、日本の技術者にも多くの情報を与えることができ、
技術の活用に有意義なことだと思います。
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2009年6月1日月曜日

新型インフルエンザ

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先週、アメリカから来訪者がありました。台湾を経由した入国です。

5月の始めは日本の国際空港で検疫強化などがおこなわれ
一部混乱もあったようですが、事態は既に落ち着いており、
別段長く待たされることは無かったようです。
また、何社かのお客様を訪問しましたが対応は通常のものでした。
街でもマスクをつけている人は、まばらになってきています。

気温が上がり、湿度が高くなるとウィルスの活動は抑えられる
ようです。これからしばらく日本では、新型インフルエンザの
関心は低くなっていくものと思われます。注意すべき情報は、
南半球での感染状況です。これから冬を向かえ、医療体制が
充実していない国々でどれだけの被害が出てしまうのか、
とても心配です。

そして、日本でも秋を過ぎると再び季節性インフルエンザと
新型インフルエンザの脅威が襲ってきます。ワクチンの開発が
早期に進むことを望みます。またマスクの備蓄、予防接種の
予約など早めに済ませておくほうが無難です。

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2009年5月24日日曜日

見える化

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欧米人は、とかく文章で表現することを好む傾向があります。
e-mailでの連絡にしろ、仕様書にしろ、多くを文章で記述します。

しかし、文章だけでは細かいところが伝わりません。特に、複数国が
参加するプロジェクトでは、ミスコミュニケーションが発生しやすく
なります。視覚的であれば全体や流れを覚えていられるものも、
文章で箇条書きにされるとインパクトがなく、特に英語が第2外国語だと
単語による記憶も弱まってしまいます。

クライアントには簡単な手続きや流れ作業の指示でも、相関関係の確認でも、
図示して見える化を勧めています。以外にも多くの取り違いに気づき、
大幅な作業効率改善につながることも少なくありません。
パワーポイントやエクセルで追加作業が発生しますが、数回のやり取りで
前進しない問題は、この見える化で一気に解決させましょう。
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2009年5月22日金曜日

ツイッター (Twitter)の活用

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今話題(!?)のツイッターを使い始めました。
ツイッターはブログよりも軽く、リアルタイム性があります。
「つぶやき」と形容されるように、140文字以内で、ゆる~く、
基本的には片方向のコミュニケーションツールです。

ツイッターでは、自分が勝手につぶやくか、他の人のつぶやきを
フォローすることで活用します。勝手につぶやいてもフォロー
してくれる人がいなければ、人の目に触れることはありません。
(これはブログなどと一緒)
一方、他のユーザーをフォローすると自分のページに「つぶやき」が
どんどん入ってきます。

「つぶやき」と書くと個人的な話題が多いように聞こえますが、
アメリカでは大手放送局を始め、ニュースソース、政治家など
様々なユーザーがツイッターを利用して情報発信しています。

電子メールでもニュース配信は受けられますが、ツイッターを
利用すると、
  1. スパムメール的な不要情報がない
  2. リアルタイム性が高く、短文で内容の把握ができる
  3. 詳細な情報は多くの場合添付されているURLで参照可能
などメリットがあるので、私は主にU.S.の情報収集に役立てています。
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2009年5月18日月曜日

複合プリンタ

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SOHOで使用するため、ブラザーの複合型プリンタMFC-490CNを
購入しました。1.5万円程度でインクジェットプリンタ、スキャナ、Faxなど
盛りだくさんの機能がついています。

今まで、プリンタはCanonやEpsonばかりでしたが、場所の効率化から
複合プリンタとなりました。印刷速度や解像度は専用機に比べて劣る
ものの、サイズや利便性は文句なしです。心配だった厚みのある
光沢紙のトレイ供給もまったく問題ありません。

ただ、インクジェットプリンタ全般に言えることですが、インクカートリッジ
取替え警告が早すぎます。メーカーはインク切れによるプリンタヘッダの
破損を気にしているのかもしれませんが、ブラザーのプリンタも
警告に従ってインクを交換したら、カートリッジのインク窓から
十分すぎるほどのインク残りが見えました。

プリンタはキャプティブ価格の典型的な商品です。ハードウエアを
安く販売しても、消耗品であるインク購入で採算改善を図ります。
インクカートリッジ交換の警告が出ても印刷物のインクカスレが
見えるまで使い続けることがユーザー側のテクニックかもしれませんが、
もう少し良心的なメーカーの対応を望みたいところです。
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2009年5月14日木曜日

ユビキタス特区

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ワイヤレス・テクノロジー・パーク2009のセミナー「ユビキタス特区」を
聴講してきました。

「ユビキタス特区」事業とは特定地域で電波の使用基準を緩めて、
ICTサービスの開発・実証を平成20年度から22年度の3ヵ年行うもので、
総務省が毎年20億円程度の予算をつけています。

日本は電波使用の管理が世界の中でも非常に厳しい国の1つです。
製品開発のために実験で電波を送信する場合はもとより、見本市のような
展示会での電波利用も認定の手続きを受けなければ使用できません。
それは、ISMバンドなどの周波数帯にも当てはまります。

ユビキタス特区は、そのような電波管理体制の中からほんの一部を厳重な
管理の下、認可したものです。従来の行政から考えれば画期的な試みだと
思いますが、ICTの技術革新スピードと比べて対応が非常に遅く、
日本のICT産業の国際競争力強化という目的達成には疑問を
持たざるを得ません。
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2009年5月11日月曜日

グローバル資本主義の未来

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「グローバル資本主義の未来」というNHK出版発行の本を読みました。
4月25日に発行されたばかりです。今回のアメリカ発金融危機が
世界経済に及ぼした影響をわかりやすくまとめてあります。

日本からの視点で危機を見ているとアメリカが中心で、中国や中近東の
情報が散見される程度と偏りがちになります。もしくはアイスランドの
国家的危機など衝撃的なニュースがスポットで紹介されるだけです。

ITの飛躍的な向上と普及でグローバルになった世界では、
より深刻な問題を欧州やロシア、東欧諸国で引き起こしています。
金融市場の縮退は投資資金の引き上げや為替の急激な変動、
国際協調による危機克服と各国内産業、労働者の保護など
国や地域を越えて経済と政治が絡み合う複雑なシステムを為しているのが
現在の状況なのだと認識せざるを得ません。

本では、ここ数年、世界が経験した好景気はアメリカの過剰な
消費性向(GDPの72%)に支えられていたが、世界経済が回復軌道に
戻っても、そのように旺盛な消費は戻らないと指摘しています。
全世界がアメリカに向かって輸出し、アメリカへの資本流入で機能していた
世界経済のシステムを次世代ではどのように変えていくのか、
危機管理と経済成長のバランスを考えなければならない時期に
きています。
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2009年5月5日火曜日

携帯電話に太陽電池

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ついに携帯電話に太陽電池を搭載したモデルが今年の夏、発売になるようです。

携帯電話の消費電力は減少を続け、待ち受け時間や通話時間は通常使用で
十分な性能を達成するようになりました。しかし、その他多くの機能が盛り込まれたため
いざという時に電池切れにより通話出来ないことの心配が絶えません。電池が切れると
携帯電話の中の電話帳も見れなくなってしまうため、被害は甚大です。

新モデルでは10分の太陽光充電で、通話なら1分、待ち受けなら2時間程度の
蓄電が可能とのこと。太陽光だけでも最大80%まで充電できるそうです。

太陽光充電でECOを意識しながら、実用面でも利便性の向上が期待されます。
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2009年5月3日日曜日

高速道路1000円と渋滞

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連休開始の5月1日深夜に東名高速道路を東京から名古屋方面に向かいました。
深夜でしたが割引を受けられるために多くの車が走行し、頻繁に渋滞が発生して
300km弱の距離を通過するのに7時間以上もかかりました。
通常であれば休憩を入れても3時間程度です。

高速道路が休祭日、ETC付きの普通車が1,000円で乗り放題(他にも条件あり)が
始まって1カ月になりました。2年間の時限措置ですが、様々な経済効果の試算や
CO2排出の環境負荷など議論が行われています。

変数(この場合通行料)を変えることで出力(効果)を検証するために
テストマーケティングはしばしば行われる手法です。また、実際に実施してみて
結果を確認しながら最適化を図る迅速な運営も、変化の激しい時代には
有効な手段です。多方面で議論はありますが、経済対策を目標に大胆な施策を
行った高速道路の値下げは、一定の評価があるべきです。

しかし値下げは、空きキャパシティーの有効活用もしくは潜在的な需要の
喚起には効果があっても、限度を超えてしまえば効率は非常に低下してしまいます。
数千円の値引きと引き換えに渋滞で失った数時間を考えあわせる必要があります。
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2009年4月27日月曜日

Oracle Open World Tokyo セミナー 2

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2つ目は伊藤洋一氏の特別講演です。

氏は「金融市場、デジタル経済等を専門とする経済アナリスト」を
実践するプレゼンテーションに独自のスタイルを持っています。
数百名を前にしたプレゼンテーションで、インターネットに接続したPCを使用し、
自身のホームページ、ブログ、ニュースや映像などをリアルタイムで
紹介しながら講演を進めていきます。事前に十分な調査をされるのでしょうが、
本番でのトラブルを思うと、そのチャレンジ精神には敬服します。

内容はまさしく、そのITを身近な生活のシステムとして取り入れて発展していく
必要があるというものでした。ITが企業の業務効率化に寄与し、情報のグローバル化を
果たして、目的に特化した断片的な成長を続けてきましたが、これからは誰もが
使うインフラとして社会システムに組み込まれなければならないという趣旨は、
まったくその通りだと思います。

安全で誰もが使えて、適当な報奨体系があり、生活の質を向上するために、
ITをベースとした技術やサービスの開発や普及が多方面に渡って必要なことを
改めて認識しました。
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2009年4月25日土曜日

Oracle Open World Tokyo セミナー 1

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Oracle Open World Tokyoに行ってきました。
いくつかのセッションに参加して、印象に残った2つをお話します。

1つ目は、テルモ株式会社代表取締役社長 和地氏の講演と対談です。
同氏のポリシーは人を資産と捉えてレイオフをしないこと。
これを宣言して実践するのは並大抵なことではないと思います。

企業経営者は、経営の効率化を強く求められ、財務諸表による
成績を常に評価されます。景気後退による売り上げ減少と
それに伴う事業の縮小・統廃合による人員配置の見直しは、
激変する経営環境対応の常套手段であり、多くの企業が
疑いを持ちません。事実、人件費削減による財務上の効果はてき面です。
また、株主による経営者の評価も押しなべて高い施策です。

しかし対象となる従業員、対象になるのではないかと怯える従業員、
残ったも従業員の負荷と不安等、企業の長期成長戦略を考えたとき、
経済環境へのスピード対応がもたらす弊害を企業の経営レベルで
考える必要があります。

和地氏は従業員に就業の安心とともに緊張を与えると話しておられました。
企業の経営者は従業員へのコミットメントとして、人材(人財)をどのように
活用して企業の成長戦略を描くのか、それは西欧式のレイオフ文化
一辺倒ではないという信念に希望と期待をもちました。

2つ目は次回に。
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2009年3月31日火曜日

次世代の携帯電話技術LTE

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ARIBで主催された’LTEに関する技術セミナー’を受講してきました。

LTEは携帯電話の次世代技術として、現行の3Gを超えるデータ伝送能力
(上り50Mbps/下り100Mbps)が期待されています。4Gの少し前の技術と
いう意味を込めて、3.9Gと呼ばれることもあります。

高速化のために広い通信帯域が必要になるのはもちろんのこと、
OFDMやMIMOなど新しい通信技術を取り込み、小型、高性能、
低消費電力、低価格を実現していかなければなりません。

LTEは世界の次世代携帯電話標準規格として準備が進められています。
日本の得意な物づくりを生かし、世界市場で競争できる携帯電話の
開発を期待しています。
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2009年3月27日金曜日

相手の期待を超える

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どこの企業も業績向上または達成が厳しい昨今、
個人は何を目標に仕事をがんばるべきか、相談をうけます。

お客様との商談、同僚とのチームワーク、上司への報告、
取引先とのコミュニケーションなどしなければならない
業務は多いのに成果が上がってきません。
経費削減で効率を上げることが求められ、短期思考に
陥りがちです。

私のアドバイスはいつも「相手の期待を超えることを考えろ!」です。

相手方の「期待」は無数あります。しかし大抵はその中で自分の
成果物に当たる目的だけを追いかけています。そして、競合を
含めた多くの人々が同じアプローチを取ります。それが目標達成の
最短距離のように見えるからです。しかし実際はその他大勢の中に
埋もれていってしまいます。

自分の違いをアピールし、他と差をつけるには「相手の期待を超える」
ことが必要です。商材の性能や品質、商談前後のサポート、質問対応や
納期のスピード、情報の正確さや簡易な説明などに対して、
いつも「相手の期待を超える」ことを考え、実践していくことが、
相手の信頼を得て、大きな、そして継続的な成果へとつながっていきます。
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2009年3月23日月曜日

アメリカの失業率8.1%

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アメリカのサブプライムローン問題がニュース紙面を賑わして
1年半以上になります。今回の経済危機のきっかけとなる重大な
問題の顕在化でした。最近でも住宅市場の冷え込みを一層
加速しています。

2000年にITバブルが崩壊した後、景気対策としてアメリカ経済は
住宅市場の活性化が行われました。FOMCの低金利政策とサブプライムローンの
証券化により、余剰のお金はサブプライム関連証券に流れ込みます。
金融工学によって見かけのリスクを抑えられ、高い格付けとなったサブプライム
関連証券の劣化は、金融の信用システムを危機的な状況にさらしてしまいました。
住宅バブルははじけ、失業率は上昇しています。

失業、サブプライムローンの焦げ付き、住宅価格の下落、消費低迷そして
企業業績の悪化による失業のスパイラルが何処で止まるのか、雇用調整の
早いアメリカの失業率指標に注目しています。
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2009年3月19日木曜日

財務診断研究会

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昨日は、財務診断研究会に参加してきました。

毎月、業界や対象企業を変えて、財務諸表からその業界の特徴や
企業のおかれている経営状態を考察し、抱えている課題や
今後の方向性などを1時間30分の中で読み解いていきます。

今月は輸送業でした。

輸送手段は陸海空と分かれており、人を運ぶのか物を運ぶのか
分かれています。また倉庫業もこの業界分類に入ります。

トラック1台から始められることもあり、中小企業が多く
労働集約的な産業です。ここ数年は景気上昇もあり
取扱高は伸びていましたが、利益率の非常に低い業界でも
あります。

一頃の燃料費高騰は収まりつつありますが、人件費率が
高いため、景気後退による失業者の増加が心配です。
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2009年3月18日水曜日

新幹線でインターネット接続

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ついに東海道新幹線の中(N700車両)でWLANによる
インターネット接続ができるようになりました。
1車両内で2Mbps程度を共有する形態になっているとのことです。

地方に出張中、インターネット接続が必要になることが多々あります。
私はサービスエリアを重視してセルラー会社のデータカードを
使用していますが、通信速度や価格も考慮すればPHSやWLAN
そしてWiMAXなども選択肢に入ってきます。

いくつもあるインターネット接続方法ですが、新幹線の車内は
時間が拘束されているにもかかわらず接続環境の悪い場所の
1つでした。それは、新幹線が高速で移動していることと、多くの
トンネルがあるために、安定した通信が難しかったためです。

N700車両内で提供されるWLANは、線路に沿って敷設してある
ケーブルから電波を受信するため、トンネルなど遮蔽物による
通信障害は少なく、安定した通信が期待できます。

ただ時間帯によっては、1車両に100人乗車して、そのうち何割かが
2Mbpsを共有すると、快適な通信環境とはいかないことも
多くなるかもしれません。
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2009年3月13日金曜日

スマートフォンのビジネス活用

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中小機構(中小企業基盤整備機構)で開催された虎ノ門セミナー
「多機能携帯電話導入・活用戦略」を受講してきました。


MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)の講師が
いわゆるスマートフォンの活用に向けて、その特徴を述べられた
内容です。

モバイル環境でビジネスの効率とスピードを挙げるツールとして、
ノートパソコン、UMPC、スマートフォン、携帯電話など
処理能力と機動性を軸にして多くの選択肢があります。
今回のセミナーは機動性を重視しつつ、ある程度の処理能力
(文字入力や表示)を活用するためにスマートフォンが対象と
なっています。

スマートフォンをビジネスで活用するには、企業内の連絡、
情報共有、処理の迅速化を費用対効果で実績として
上げられることが肝になります。それらの改善によって
顧客満足度を向上し、社内のコスト削減を図ります。

スマートフォンは企業のセキュリティーポリシーを設定でき、
SaaS・ASPを利用することで、UMPCと携帯電話の良いところを
持ち合わせた特徴を発揮できます。

実際の導入に当たっては、ケースバイケースで個別企業の
経営環境を診断して最適な手段を提案しなければなりませんが、
モバイル環境を導入して企業の業務効率化を検討する際には、
スマートフォンを1つの選択肢として入れていこうと思います。
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2009年3月10日火曜日

世界景気はU字回復?

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毎日のニュースで経済の厳しい状況が報道されています。
「100年に1度の危機」とも表現され、中小企業の経営状態は
悪化する一方です。

いつまで景気悪化が続くのか、どれだけ悪化するのかは
現時点ではわかりません。

ただ、悪い情報も良い情報も一瞬にして世界を駆け巡り、
大勢の人の知るところになります。また、ブログなど個人が
情報を発信できる手段も増えており、情報の量やスピードも
この100年で経験したことのないほどパワーを持っています。

低金利政策や国費の出動など、様々な景気刺激策が世界中で
行われ、市場にお金が出回るよう施策されていますので、
好転の兆しが見えれば回復基調に乗るのも早いのでは
ないでしょうか。

ITの進歩により、景気悪化や景気回復は一層速度を
早めていくものと考えています。
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2009年3月7日土曜日

AIは担当と期日を決めて

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前回の商報からの続きです。

商談報告書には必ずAI(Action Item)を書きます。

まずAIはできるだけ報告の上の方に書きましょう。
本文が長いe-mailの報告だと、読むほうは文が進むにつれて
マウスのスクロールが早くなり、次第に注意が途切れがちに
なってしまいます。
また、AIを文中に入れるのも見落とされる可能性があるため
お勧めできません。

そして、AIには担当者と期日を明記しましょう。
担当者は1人に絞り、商談を進めるために必要な
期日を決めて協力を要請します。

あとはAI Listを作って、期日どおりAction Itemが
処理されるのを管理します。
AIは書きっぱなしにせず、その依頼がいかに重要で
あるかを受け取る担当者にもアピールしてください。

商報に書かれているAIの重要性をお互いが認識し、
商談を成功裏に進めるための協力体制を社内に築いて
いきましょう。
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2009年3月5日木曜日

商報は24時間以内に

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商談報告書を2~3日たってから発行していませんか?

お客様を訪問した後、数日たってから商報が届くことがままあります。
顧客の情報を1担当者が抱え込んでもビジネスは回りません。
特に他の人からの協力を要請するには、一刻も早く商報に
AI(Action Item)を入れた報告書を挙げるべきです。

クライアントには24Hレポート活動を推奨しています。
そもそも、同じような打ち合わせが続くと、時間がたってしまってからでは
打ち合わせの細かな内容や流れ、誰の意見かなど記憶があいまいに
なってきます。また、海外の担当者に確認を依頼するのであれば
その日のうちに商報をあげることで翌日の回答が可能になり、
お客様の期待に沿う(超える)ことができます。

スピードを味方につけたビジネスは、他の企業より半歩も1歩も
顧客満足を向上できることでしょう。

「商報は24時間以内に」をぜひ実施してみてください。
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2009年3月2日月曜日

アメリカの携帯電話へ発信

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前回、Skypeでの電話会議システムを使った経費削減に
ついて取り上げたところ、いくつかの質問を受けたので、
もう1つお勧めできることを挙げておきます。

それは、アメリカの携帯電話に発信する際、Skypeを使って
電話すると非常に安くすむということです。

Skypeの通話料金はアメリカ向けだと固定電話も携帯電話も
同一料金に設定されていて、大きな負担なく携帯電話で
連絡が取れます。(ただし、相手方の携帯電話には着信の際、
通常通り通話料金が加算されています)

連絡をとる手段としてE-mailが普及していますが、直接話を
する電話や電話会議システムを有効に使って、ビジネスの
スピードと効率をあげましょう。
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2009年2月26日木曜日

電話会議システム

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遠隔地のメンバーで会議を行う際、よく電話会議システムを使います。

普段はe-mailで連絡しあうのですが、細かい項目や込み入った内容の確認、
そして直接アイデアを出し合うにはリアルタイムのコミュニケーションが
とても重要です。

電話会議システムは様々な企業から提供されていますが、お客様から
提案を求められた場合には、経済性と使いやすさからSkypeを第1に
推奨しています。

私も月に何度か日本の3~4拠点とアメリカの1~3拠点のメンバーを
集めてSkypeで電話会議を招集しますが、音質も問題なく、非常に
安いコストで開催できています。一番のコストメリットは、Skypeの電話会議
システムは会議の開催にコストがかからないことです。他の電話会議システムは
拠点毎に時間従量制で課金されるものが多く、多拠点で長時間の電話会議を
行うとシステム利用負担が非常に大きくなります。

Skypeの提供する電話会議は、経費削減が厳しく求められる中で、
移動時間の短縮はもとより、通信コストの削減も可能にするツールとして
利用価値の高いものです。
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2009年2月24日火曜日