Translate

2007年5月10日木曜日

まちづくり

先日、まちづくりの研究会に参加した。
神楽坂で実際に活動されているNPO法人の方が講師をされ、
まちの活性化に関する議論が行なわれた。

まちづくりは地域コミュニティーの再生だ。そのまちを愛する人々が原動力である。
話し合いを重ね、イベントを催し、インフラを整備していく。
聞くと神楽坂は年間50もの催しがある。地域の人々はもとより他地域からの
来訪者も増え、そぞろ歩きできる「まち」を創ってきた。「着物でコンシェルジェ」
や「ゆかたでコンシェルジェ」などは興味深い。

まちづくりの成功談を聞くと、そこに地域の特色があったからできたのだと
一時思う。神楽坂は、古い町並みや神社、路地といったハードウエアがある。
また花柳界や祭り、多くの著名人が生まれ育ったというソフトウエアがある。
しかし、これらの要素を再認識し、全体のコンセプトに合わせてきたことが
このまちの魅力である。
地域によって特徴が顕在化しているところもあれば、埋もれてしまっている
ところもある。むしろ、衰退してきているというべきだろうか。
そのような地域の特徴を探し、磨き上げ、何年もかけてまちのコミュニティーを
再生していくことがまちづくりの醍醐味だと言えるだろう。
少子高齢化に進む日本で、特に高齢者を受け入れる10年後を見据えたまちづくりは、
広く実施されるべきである。

0 件のコメント:

コメントを投稿