という題目でBNPパリバ証券会社のチーフエコノミスト、
河野龍太郎氏の講演会を聞いてきました。東京商工会議所で
開かれたものです。一昨日前は、同会場でJAXAの
川口淳一郎教授が講演した「はやぶさが挑んだ往復の
宇宙飛行とカプセルの帰還、その飛行の歩み」を
聞きに来ており、2日連続の聴講となりました。
近年、円高が進んでいます。
この円高は、アメリカの金融緩和がもたらす
ドル安の必然性に起因しており、
今回の景気停滞は2017年まで続く予想があると
いう内容でした。これは過去の経済危機後を
検証したラインハート論文「After the Fall」で
発表されています。その内容によると、
概ね、何処のいつの経済危機もその後、
景気の本格回復までは10年間の停滞が
見込まれるということです。
今回のクレジットクランチは2007年8月から
始まっており、10年後は2017年になります。
その間は金融緩和が続き、今回の危機発祥で
あるアメリカは景気刺激策を取り続けるため、
ドルの供給過剰がドル安を生む構造となります。
従って日本の企業は今後も円高基調を前提に
経営戦略を立てていかねばなりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿