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2009年6月14日日曜日

不況と高齢化

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堺屋太一氏がチャンスと捉えるキーワードは、不況と高齢者でした。

不況とは、金、物、土地が余っている状況であり、それらが
希少価値として認められなくなってきていることです。
お金はより有利な投資先が見つかれば先を争って移動し、
生産性が高くなったもしくは安い労働力で製造できる物は
過剰なほど提供され、収益見通しが立たない土地は
大量に市場へ供給されています。
不況になると、高品質、高価格の需要が減退します。
このような環境下では、必要十分な品質に人の知恵で
ブランドを持たせることが鍵だと氏は述べられました。

また、高齢化は21世紀の日本に新しい社会構造の
変化生み出すたに大きな事業機会があります。
60歳以上の若い高齢者(?!)層が厚くなり、彼らは
働き続けることで収入を得て、活動的に消費行動を
行うグループとして新たに出現することになります。
企業経営からみれば、上質な労働力を合理的な報酬で
確保することができ、消費する高齢者として企業の
サービスを提供できる顧客になります。
積極的に活動する高齢者像を捉えることが、これからの
高齢者社会に対応する重要なキーワードになります。

どちらの視点も特段新しいものではありませんが、
自身の企業経営環境に当てはめ事業戦略に落とし込み、
企業経営力を向上していくことの手助けをしていくことが
今回の経営力向上TOKYOプロジェクトの意義だと思います。
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