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2009年10月19日月曜日

バイトでも億稼ぐ

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従業員(社員)のモチベーションを上げるのは、経営者にとって
非常に重要な課題です。また一時的にモチベーションが上がっても、
それを維持し、発展し続けるのは尚の事、難しいものです。
この本は、いささかのヒントを与えてくれます。

人は生活の糧として、報酬を得る以外にも様々な動機で
動いています。むしろ、報酬以外の何かを与えてくれる仕事(企業)に
対して、アルバイト、正社員を問わず人は夢中になり、
活性化された組織となっていくものです。

本では、
セブンイレブンはアルバイトに発注業務を任せて結果を
知らせる事により、仮説、実行、検証のサイクルを自ら回して
経営に参加している、
ディズニーランドはマニュアルにとらわれない顧客本位の
接客で、アルバイトでも他人の喜びを自分の喜びとすることを
是として取り組んでいる、
リクルートは社長アポ取りを経験し、社内の成功者の行動様式を
学び、経営者の視点から考える姿勢を育むことで自己実現欲を
満たしていく、
などの事例を挙げています。

中でも松戸の新聞配達員がお客様に感謝されるストーリーは、
とてもためになりました。配達員のモチベーションを上げるために、
社長は配達員にクリスマスの日、サンタクロースのコスチュームで
子供にプレゼントを渡すサービスを行います。訪問する家々で
家族みんなから感謝された配達員は、自分の仕事そして
人生に自信を持ち始めて、職場の雰囲気が変わり始めました。
配達業が接客業に変わった瞬間です。

社長が社員を鼓舞するのは当然ですが、このような方法を
巧みに取り入れて、仕事に感動を生む仕組みを考えることも
1つのやり方だと思います。事例に挙げられた企業は、様々な
取り組みの集大成として、現在の成功がありますが
そこに向かうモメンタムは大きな志と小さなきっかけから
動き出すものです。

中小企業では、この小さなきっかけ作りがとても重要になります。
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