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競合他社との厳しい価格競争が続く中、取引先からまれに度の超えたコストダウンの
要請が届きます。
昨日まで100で売っていたものを、明日もしくは
来週から80でにして欲しいという要求です。
十分な粗利益のある、もしくは高コスト体質で
原価および経費低減の可能性が多分にある製品の
販売であればコストダウンの前向きな検討も可能かも
しれませんが、既に粗利益で30%を切っていれば、
この取引先に対する価格回答は死活問題です。
利益の無い満額回答を行ってビジネスを維持するか、
心持ち100から減額して取引先の出方を伺うか、
的確な判断を求められます。
このような場合、商品のコストダウンで少なくなる
売上からより多く確実に利益を確保するため、
価格交渉を行う情報が必要です。
売価100を80に要求する取引先の背景、
例えば競合が90を提示していて交渉のために
80の要請が来ているなど、をとらえなければ
なりません。
取引先と自社で持っている情報は非対称なので、
それが出来ないと80にしなければビジネスが
続けられないという取引先の説明と
社内コストの情報だけで一か八かの
価格対応を行わざるを得ず、企業経営が
不安定になってしまいます。
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