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2010年1月4日月曜日

ハイ コンセプト

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この正月休暇に読んだ本は、ダニエル ピンク著の
ハイ コンセプト ~「新しいこと」を考え出す人の時代~です。
三笠書房から出版され、大前研一氏が翻訳しています。

これからの時代は答えのない世界を自ら切り拓いていく、
そんな能力が求められます。すなわち、対価の安い海外の
ナレッジワーカーにはこなせず、処理能力の高いコンピュータにも
出来ない仕事を自らの価値として確立していかなければ
なりません。

本書では、それを「左脳主導思考」と「右脳主導思考」で
説明しています。「左脳主導思考」は脳の左側が司る
論理的な理解を展開する一方、「右脳主導思考」は
脳の右側で全体像をつかむ能力を発揮します。
産業革命以降、「左脳主導思考」が偏重されてきましたが、
情報化時代を経てその能力が代替可能となってきたため、
新しいものを発想する能力、すなわち「右脳主導思考」の
価値が高まってきています。

新しいことを考え出す人は、「左脳主導思考」に加えて
「右脳主導思考」の6つの能力(センス)が求められます。
- 機能だけでなく「デザイン
- 議論より「物語
- 個別よりも「調和(シンフォニー)
- 論理ではなく「共感
- まじめだけでなく「遊び心
- 物よりも「生きがい
ハイ コンセプト(デザイン、物語、調和)とハイ タッチ(共感、
遊び、生きがい)を磨いて、置き換えの難しい資質を価値として
発揮する能力を持った人が活躍できる時代です。
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