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2010年1月21日木曜日

倒産判別分析モデル

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昨夜は、中小企業診断士の財務診断研究会がありました。
今回は鉄鋼業の主力企業の財務諸表を元に
分析と検討を行った後、倒産判別分析モデルが
取り上げられましたので、ご紹介します。

世界的に有名なものに、アルトマンのZ値による
倒産判別モデルがあります。40年も前に発表された
ものですが、Z値の指標で企業の安全性を検証できる
優れたものです。必要な情報は、
・売上高
・運転資本
・留保利益(利益剰余金)
・利息・控除前利益(営業利益)
・時価総額
・総資産
・負債
の7項目です。

更にサンプル数を増やして近年提唱されているものに
SAF2002モデルがあります。こちらは、
・売上高
・支払利息
・税引前当期利益
・棚卸資産
・留保利益
・総資本
の6項目でSAF値を計算します。

SAF値の算出式によると、棚卸資産回転率が長い、
もしくは金利負担率が大きいと倒産確率が高くなります。
売上や利益を増やすことも重要ですが、これらの
2項目を特に注視する必要性を示唆しています。
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