1月に開催された財務診断研究会で、ニチイ学館が平成22年3月期に
特別損失に計上したのれん調整額に関して、補足の資料を準備しました。
ニチイ学館は平成19年にコムスンの一部事業を承継し、多額の
のれん費計上を行っています。
平成22年3月期に計上したのれん調整額は、平成21年に吸収合併した
子会社の㈱ニチイのほほえみと㈱ニチイのきらめきから引き継いだ
将来減算一時差異等を繰延税金試算に計上したため、対応する金額を
のれんから減額し、当期特別損失に計上したものでした。
企業の分社や合併では、資産査定やのれん費の計上、償却が
複雑になることがあります。有価証券報告書にも注記事項に記載があり、
細かく読み込んでいく必要があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿