Translate

2009年3月23日月曜日

アメリカの失業率8.1%

$
アメリカのサブプライムローン問題がニュース紙面を賑わして
1年半以上になります。今回の経済危機のきっかけとなる重大な
問題の顕在化でした。最近でも住宅市場の冷え込みを一層
加速しています。

2000年にITバブルが崩壊した後、景気対策としてアメリカ経済は
住宅市場の活性化が行われました。FOMCの低金利政策とサブプライムローンの
証券化により、余剰のお金はサブプライム関連証券に流れ込みます。
金融工学によって見かけのリスクを抑えられ、高い格付けとなったサブプライム
関連証券の劣化は、金融の信用システムを危機的な状況にさらしてしまいました。
住宅バブルははじけ、失業率は上昇しています。

失業、サブプライムローンの焦げ付き、住宅価格の下落、消費低迷そして
企業業績の悪化による失業のスパイラルが何処で止まるのか、雇用調整の
早いアメリカの失業率指標に注目しています。
$

5 件のコメント:

  1. 3月の失業率は8.5%になりました。

    返信削除
  2. 4月の失業率は8.9%です。53万9000人の方が職業を新たに失ったのですが、アナリストの予想よりも少なく、景気対策に一定の効果があったのではないかと、評価する人もいるようです。

    返信削除
  3. 5月の失業率は9.4%まで上昇しました。悪化のペースが緩まりません。

    返信削除
  4. 6月の失業率は9.5%でした。
    依然高い水準ですが、先月からの上昇率は縮小しています。しばらくは踊り場となるのでしょうか?

    返信削除
  5. 7月の失業率は9.4%でした。
    2ヶ月で悪化のペースが和らいだ状況です。
    しかし、雇用環境改善までは長い時間がかかる
    と思われます。

    返信削除